2008年10月1日水曜日

京都 千花の永田さんとポール・ボキューズ


  京都、千花
 私達は、我々の祖先から代々受けついできました、日本の伝統食材や料理にもっと誇りを持つべきです。 今、世界で寿しを初め日本料理が受け入れられて、あたりまえになってきていますが、フランス料理のヌーヴェル・キュイジーヌに多大な影響を与えたのも日本料理です。
 千花の先代の大旦那、永田基男さんが亡くなられて、時々雑誌やテレビに出るようになりましたが、日本料理が、今のように世界中で認知される以前、大阪のホテルにシェフとして来ていた、ポール・ボキューズが1ヶ月通い、「貴方のアイデアを使わしてください」と頭を下げた、 ヌーヴェル・キュイジーヌに多大な影響を与えたのが千花の先代大旦那です。
 先代から直接お話を聞き、ポール・ボキューズが勲章をもらたとき、彼からのお礼の手紙とサインをした写真拝見しました。 この話はオチがあります、親友の新藤がF1 の打ち上げをリヨンのボキューズの店でおこなったとき、ボキューズが勲章をつけて、たくさんの弟子を連れてそっくり返って能書きを言ったので、彼が【ムッシュ永田を知ってるか】と質問をしたら、それから何も言わなかったとのことらしいです。
 それ以来彼はボキューズの店では、もっともいい席に案内されたとのことです。
【千花】                             
 白洲次郎・正子をはじめ数多くの文化人が来店した店として知られ、1970年代には、フランスの料理人ポール・ボキューズが訪れ、ヌーヴェル・キュイジーヌに多大な影響を与えたといわれている。食材、腕、器のすべてが一級品、今もこの店には東京のフランス料理店の人たちがわざわざ食べに来る。また、器は、青磁白磁はもちろん琳派古伊万里尾形乾山清水六兵衛などの美術品クラスのものを使う。

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