2008年10月31日金曜日

秋篠宮さま、東京農大客員教授に就任、それも宮田先生の学科の研究室です、スバラシイ。

 宮内庁は30日、秋篠宮さまが10月1日から2010年3月31日までの間、東京農業大学農学部バイオセラピー学科の客員教授に就任されると発表した。
【秋篠宮さまが東京農大客員教授に:朝日新聞】
http://www.asahi.com/edu/news/TKY200810010320.html
 秋篠宮さまはオックスフォード大学大学院動物学科で修学し、その後、皇族として 初の理学博士号を取得。
01年から東京農業大学で学生に直接指導し、 06年度から「特別講義」の非常勤講師として人間動物関係学の講義を担当している。
 秋篠宮紀子妃の弟さん、川嶋舟(獣医)さんが、東京農大農学部バイオセラピー学科動物介在療法学研究室講師として所属しています。
 NPO地域支援農業サロン顧問で私(J-takeda)の同級生の宮田君の研究室です。
東京農大農学部バイオセラピー学科の宮田先生の指導で、安芸市の実生ユズや伝統野菜(入河内大根)などの生産や支援活動などをしています。
 活動の最初の年(今後5年間の計画)、東京老舗果物店【中央班】や農大生との交流会をおこないましたが、今回の彼からの要請は我々NPOとしては大事業です。
 NPOとしてこのたびのご訪問をどのようにお引き受けし、農業を目指す若者達に伝えられるか、活動を支えてくれたNPOのメンバー、高知県の農業のためにも成功さすことが必要だと思っています。

新型インフルエンザに備えよう。生姜で免疫機能をアップ。

世界保健機関(WHO)による
現在の新型インフルエンザ警報フェーズ
現在警報3、いつパンデミックが起ってもオカシクナイ。

 新型インフルエンザパンデミック、日本語では「感染爆発」に対する対策。
 WHOおよびその他の専門家は、「新型インフルエンザ」はいつ発生するかという時間の問題で、発生そのものは止めることが出来ないと専門家は断言しており、WHO(世界保健機構)や国連の予測では、ひとたびパンデミック(世界的大流行)が起これば、全世界で1億5千万人以上の死者が出ると公表している。 WHOは、高度の事前計画活動を実施する必要について知らせるための制度として、パンデミック警報の6つのフェーズを用いている。現在警報3
【国立感染症研究所、感染症情報センター 】http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/pandemic-who.html
(2004年8月)
 漢方医学では、インフルエンザの合併症を減らすために、 平時から物理的な訓練をして体の免疫能力を向上させること。
十分な睡眠と適切な食事、ニンニク 、生姜唐辛子、ニンジン、カボチャ、トマト、玉ねぎなどが、インフルエンザの合併症を防止する事前の免疫能力向上に効果的とされている。
 新型インフルエンザに備えて、次のようなものを備蓄することを進めています。
マスク、 ゴーグル、 消毒スプレ―、 ゴム手袋、 湿度、ニンニク、 生姜、ヨーグルト、 ビタミン剤、タミフルなど、食糧2週間分。
備蓄をする人が増え、マスクとゴム手袋の売上か伸びています。
 厚生労働省の新型インフルエンザガイドラインを読んでいると、病気が流行りだしたら打つ手はないのだな、ということがよくわかります。
 いったんパンデミックになると、ひとつの流行の波が2ヶ月で1年ぐらい続くかもしれないとのことです。
 ガイドラインにはひとつの目安として、食料の備蓄を2週間分しましょう、と書いてありますが、インフルエンザが発症しても、他の地域からの応援はないですよということも暗に書かれていて、2週間後のことは誰にも分らない。
 国立感染症研究所のお医者さんが、いったんパンデミックになってしまったら、医療機関は何の用も果たせ無くなるから、その時は新型にかかってしまった人は、自宅で桃の缶詰の水分を摂取(私は生姜湯も勧めます)しているぐらいしか対処方法はないと言っていましたけど、そういった事態もこのガイドラインには載っていなかったです。
 とにかく、流行りだしたらなるべく外出せず、息をひそめて流行が終息するのを待つしかないわけです。スペイン風邪のときも、アメリカでは早期に劇場等を閉鎖したセントルイスなどでは、死亡者が圧倒的に少なかったそうです。裁判員制度よりも、こっちの広告の方に予算を付けるべきです。
歴史に残るインフルエンザパンデミックはすべて中国から発生です。
 アジアで生姜やニンニクが料理に多用されるのは、先人からの知恵でもあるのです。

2008年10月29日水曜日

冬は生姜のパワーがもっとも発揮される!

 魯山人のお茶漬け、羅臼昆布のダシをとったものにチリメンジャコを加えた佃煮を作り、白胡麻をふったものです。(写真、暮らしの手帳、10月号)
 私は隠し味に冬は体を温める漢方の教え、生姜を加えます。
(数本の針生姜にするか、生姜汁を一滴にするか)

 弁当を作る人が増え、家で料理をすることが増えたとのニュースがありましたが。昆布や鰹節、生姜、ニンニクなどの副調味食材をうまく利用する、そうすれば料理は広がります。これから冬を迎えますが、【生姜】を少し隠し味や、味を引き立たすことに利用すると、清涼感のある香りが臭覚を刺激して食欲をそそり、さらに独特の辛味が唾液の分泌を促し、消化吸収を助けて食欲を増進させます。体を温める効果もあります。

【生姜の効能、あるある(2006/12/3放送)より】

師走!あなたの体弱っていませんか?
弱った体に良い食べ物グランプリを行ったところ
1位しょうが 2位ニンニク 3位ネギ 4位みかん 
5位豚肉
ショウガを選んだ専門家はは50人中44人!
冬はしょうがパワーが最も発揮される。

 日本最古の医学書にも生姜は風邪を治すと記載され薬効が認められていた。薬味という言葉は生姜から生まれた言葉なのだ。漢方の世界でも「生姜無くして漢方は成り立たない」と言われ、医療用漢方薬の70%に含まれ、滋養強壮などたくさんの効能があるとされてきている。

 世界で言われている「生姜の効能」は。
⇒体を温める、免疫力を高める、発汗・去痰、咳を抑える、解熱、鎮痛、血液さらさら、強心、消化・吸収能力、抗潰瘍 吐き気を取る、抗菌、めまい、コルステロール低下、生殖機能の改善、酸化防止、うつ、解毒どんな効能があるのか謎の多い食べ物でありました。
 ところが最近、驚くべきパワーのヒミツが徐々に解明され、今、専門家の間で 弱った体に最も良い食材として注目されている。
生姜の効能は、ただ食べれば誰でも得られるのか?
生姜は食べ方によって効能が違ってくると考えられる、生姜は生か加熱かで効果が全く違う。
 生姜の「生」を天ぷらや冷奴など生ですりおろして使うことが多いが、あるあるの調査で、生姜を生で食べた人は白血球が増えていた。
 白血球は体を守る免疫細胞体内に侵入した風邪のウィルスや細菌と闘い体を守ってくれる。
 細胞免疫細胞が増えるということは、防衛能力が強化されるということ、生姜に含まれるジンゲロールと言う成分が免疫細胞の数を増やして、免疫を強化していると考えられる。ジンゲロールは、辛味成分細菌類に直接攻撃を仕掛ける。
 殺菌作用も持っているジンゲロールは加熱すると減ってしまう。ジンゲロールが多いのは生の生姜、ジンゲロールには弱点があった!
 それは酸素ジンゲロールはとても酸化しやすい物質で、酸素に触れると酸化し本来の働きができなくなってしまう。
 あるあるで、生姜を最初におろすのと、食べる直前におろすのでは、ジンゲロールの量が1/4になってしまっていた。たった3分で半分に激変、細かく切れば切るほど空気に触れる表面積が増え酸化しやすくなる。
おろし>微塵きり>千切り>スライス
 風邪を引きそうな時は生姜は生で食べるのがオススメただし、食べる直前におろす!
 おろした時の汁にもジンゲロールはたくさん含まれているので、残さずにジンゲロールの効果的な摂り方、生姜をスライスしハチミツに漬けた「生姜のハチミツ漬け」ハチミツに守られたジンゲロールは、酸化するのを抑えられるし、ハチミツに溶け出したジンゲロールも吸収できる。
 お湯や紅茶で割って飲む、生姜の産地では皮を剥かずに使うのが定番、実はこれはとてもお得な切り方です。
 ジンゲロールを初め生姜独自の成分のほとんどは皮の近くに多く含まれている、生姜の皮はスプーンを使って薄く剥く。
生姜の保存の仕方は冷蔵庫に入れない!
 10度以下になると生姜は低温障害を起こしてしまい、ジンゲロールを初め生姜独自の成分の多くが減ってしまう。湿った新聞紙に包み、光の当たらないところに置いておくと皮がジンゲロールを酸化から守ってくれる。
 加熱料理した生姜には効果はないのか?
 生に比べるとジンゲロールの量は減ってしまうが、ショウガオールという成分は増えていた!
 ジンゲロールに火を加えるとショウガオールに変身する、ショウガオールは血管を拡張し血行をよくする働きがあり、カラダが温まる冷え性の強い見方だ。
 加熱時のショウガオールの量。
 炒める>煮る>茹でる
 ちなみに、生姜焼きは漬けだれにジンゲロールが溶け出しているので、漬けだれも使って炒めないと損!千切りも一緒に炒めましょう。
 体を温めたいときに炒め物に生姜を入れる、ショウガオールが効果的に摂れる生姜料理。
「きんぴら生姜」千切りにした生姜を炒め甘辛く味付け。
「生姜のふりかけ」ジャコと一緒に強火で炒める。
「生姜の八宝菜」スライスした生姜を野菜と炒め片栗粉でとろみをつける。
「生姜風味のぺペロンチーノ」千切りにした生姜をニンニクと炒めパスタと絡める。
「生姜の卵焼き」刻み生姜を卵焼きの中に入れる。
 風邪を引いた時に飲む「生姜湯」は、優れものぬるめの生姜湯がオススメ、生姜を生で下ろして作る生姜湯。
 生の時にはジンゲロールが豊富だが、熱いお湯を加えるとジンゲロールがどんどんショウガオールに変わってしまう。ぬるめのお湯であれば、免疫力を高めるジンゲロールと、カラダを温めてくれるショウガオールのダブル効果が得られる。生姜は生で食べればジンゲロールで風邪対策に、生姜に熱を加えて食べるとショウガオールで冷え性対策になります。

    

高知県安芸市の現状は夕張市と同じようなもの、危機はそこまで来ています。

   指標が黄・赤信号の43市町村(日経)
 NPO地域支援農業サロンの事務所のある、高知県安芸市はかつては日本三大美林の【梁瀬杉】の積出港として栄えました。しかし30年前に1億5千万円だった山は、今は500万円にしかなりません、こんな時代の流れに安芸市は取り残されてしまったのです。
 現在、全国のナスの13.0%、柚子の約5割を生産している、農業が主たる産業ですが、この不況の波は弱いところほど打撃が大きいのです。
昨年の今の時期には、ナスは四千円/1ケースでしたが今年は、千五百円/1ケースです。農家から【このままでは首をくくれということか】と悲鳴のような声しか聞こえてきません。
 先日の日経新聞の「地方自治体の危険度、指標が黄・赤信号の43の市町村」のなかに高知県の安芸市が入っています。
 その危機感を感じていない地元行政、地元の人達、政治家・・・。今安芸市には残された時間なくなってきているのです。
 安芸市には、農業の活性化して地域を甦らす方法が必要なのです。

フランスでは消費者団体が農業を支えるために、農地を買い、意欲ある新規就農する農業者に耕作を斡旋する、そんな全国組織があります。
今全国の農家は、農業資材や暖房燃料の高騰と農産物の価格が今までより、3割くらい安いので、限界が来ていますし、すでに高齢化による離農がはじまっています。
 食べ物を確保する、そのことに参加することはJAやスーパーなどにに任しているのではなく、消費者自身がそれぞれの立場で考えるようにならないと解決の糸口はありません。
 
 

2008年10月12日日曜日

農家が自分で値段をつけて販売する。

 ファーマーズマーケット(農家の店)、朝早く行かないと、昼前にはほとんど売切れです。
 大学の先生と昼休みに、食事をしながら、話をしました。
A教授は県の産業の振興委員です。
 農林水産業の最大の問題は、【農業者や漁業者が自分で値段をつけれないことだ】、県の推進会でその話をしたら【それはできません】と笑われてしまいました。
 しかし、農家の直販店(農家が自分で値段をつけれる)は全国ではやっています。スーパーもそのようなコーナーを設けて結構繁盛しています。農家もただ農協に任すだけではなく、経営の中に自分で値段をつけて生産したものを販売する、そんな経営をしないと農家はもう生き残れません。その原因は量販店が最初に販売価格を決めて仕入れをするからです。
 日本人は、エネルギーや食料の未来について無関心すぎます、経済的にも、日本の知的財産も大学の力も落ちています。
 ノーベル賞で大騒ぎしていますが、短期の成果しか評価しない日本に、基礎研究や農業や漁業のような代々続いてきたものが、額に汗して頑張る伝統や仕事がなくなったらもう日本に何が残るのか。
 金を転がして稼ぐようなことが・・・と退官間近の大学教授は、大学の質素な食堂のテラスで我々に静かに話をしてくれました。

 先生は最後に【今度の経済破綻は高い授業料についたけど、日本にはまだたくさんの可能性があります】と我々に託してくれました。
今の学生で数学や科学のできるやつは、金融工学に進みます、その方が儲かるからです。
 ノーベル賞を受賞した先生の奥さんが、自宅の小さな台所でカレーをつっているのがテレビで放映されていましたが、インタビューで【海外旅行に行ったことがないので楽しみです】と言っていました・・・。日本の研究の実態は厳しいです。日本はもっと大学の基礎研究に研究費をかけるべきです。すぐに役に立つような研究はずくに役に立たなくなるのです。

2008年10月8日水曜日

土佐フードビジネスクリエーターの入校式、地域支援農業サロンからも受講生として参加。

2008年10月08日 高知新聞
 地域食品産業を担う人材を育成する「土佐フードビジネスクリエーター(FBC)人材創出」事業の開講式が七日、南国市物部乙の高知大学物部キャンパスで行われた。 【写真】食品産業の中核人材育成を目指して実施される「土佐FBC」開講式高知大学農学部(南国市物部乙)

 文科省の「地域再生人材創出拠点の形成」地域の食産業を支える中核人材を養成していくことを目的として、製品製造の・加工、品質管理技術等の講義、マーケティングや経営学、製造実習、分析、管理などの教育プログラムを実施する。
 豊富な地域の農水産物に対して、経営的な視点から農業をマネジメントできる地域のリーダーを育成を目的とした2年間にわたる講座です。
 修了後は、土佐FBC専門委員会、高知県からの修了認定者として、高知県各地で農業、食産業の指導の中核となります。

NPO地域支援農業サロンからは、高知大学の農学部長補佐、永田信治教授(応用生物学、京大農学博士)からの推薦と勧めがあり、事務局の私が受講生として参加することとなり、入校式に参加しました。 
 高知県や高知大学が、現場の指導の中核となる人材で、農水省や経済産業省などの助成事業をすみやかに推進していくため、土佐FBCの一期生はそのような使命を担っています。
 NPO地域支援農業サロンもこれから各地で、農業や加工、経営、マーケティング等でこの講座で学んでいくことを生かしていきます。

2008年10月7日火曜日

FujiTVのパーティーとウー・ルーチンの演奏

  ウー・ルーチン、京胡の演奏 
Fujiテレビが新しい企画を立ち上げ、その会とパーティーが御茶ノ水の東京倶楽部であり、(Fujiの皆さんと活動をしているNPO法人日中メディア文化交流協会は、地域支援農業サロンと交流があります)
 パーティーでは呉汝俊(ウー・ルーチン)世界的な京劇の役者、京胡(きょうこ)の演奏者の京胡の演奏がありました。Fujiの取締役や部長、味の素、キリン、キャノンなどの部長など30人くらいの小さな演奏会でした。私達も参加して大きな仕事をする企画のスタートです。
【ウー・ルーチン】

 Fujiの女子アナも参加しての華やかなパーティーで、何で農業なのと思いでしょうが、皆さんが思い当たることや、考えているようなことではFujiはおもしろくないと思っているのです。皆さんをあっと言わすこと、社会を元気にすることを考えているのです。NPO地域支援農業サロンも協力して、社会を豊かにするように企画参加。
 こんな時だからこそ、・・・これを書いていたらノーベル物理学賞を日本人が3人受賞とのニュース、日本人はすごい、我々も明るいニュースとなるように頑張ります。
 

2008年10月4日土曜日

NPO・地域支援農業サロンがロゴマークを推薦する農産物や加工品につけて支援するために-3、農作物や製品の認証ラベル。

フェアトレード(公平貿易)農作物や製品の認証ラベル

フェアトレード(公平貿易)、日本では、1993年にいくつかの市民団体(NGO)と教会組織が集まってトランスフェアジャパンが設立(2004年2月世界共通の新しいロゴの採用にともない、名前をトランスフェアから、フェトレード・ラベル・ジャパンと変更し、NPO法人化)。
 フェアトレードは、途上国で生産された農作物や製品を安く買い叩くのではなく、適正な価格で購入し、貿易を通じて途上国を支援していこうという運動です。ヨーロッパでは、1960年代から広がり、日本でも、フェアトレード商品を扱うお店が少しずつ増えてきている。
       【 スイスのフェアレード活動】
 スイスのスーパーでは、「FAIR TRADE CERTIFIED MAX HAVELAAR(フェアトレード認証 マックスハベラー)」という丸いラベルのついた商品がそうです。
このラベルは、マックスハベラー財団(スイス)が、国際的なフェアトレード基準を満たしている商品につけているもの。途上国の生産者の労働条件・生活条件を改善できるよう、通常の取引価格より高い値段で生産者から買い上げること、環境に配慮した生産方法を採用することといった基準を満たす商品が認定されます。
マックスハベラー・ラベルは、スイスの消費者に大変よく知られており、アンケートでは、約8割の人がこのラベルを支持すると答えています。 スイスでのマックスハベラー・ラベル商品の売上げは年間1億5,600万スイスフラン(約132億6,000万円)にものぼります。
マックスハベラーは、もともと1988年にオランダで設立された団体です。スイスでは、1992年に6つの援助系市民団体が集まって、マックスハベラー財団(スイス)が設立されました。設立からしばらくは、スイス外務省も資金面で支援してきました。
  スイスでフェアトレード商品の人気が高い理由として、マックスハベラー財団(スイス)のクリストフ・ライストナー氏は、スイスの消費者が途上国の社会問題や環境問題に高い関心を持っていること、またスーパーや輸入業者がフェアトレード商品の導入にとても熱心であることを挙げます。 スイスの大手流通チェーンの、ミグロとコープCOOPも、マックスハベラー財団(スイス)が活動を始めた当初から、積極的にマックスハベラー・ラベルの製品を扱ってきました。
 ミグロとコープCOOPは、スイス全国、田舎の小さな町や村でも店舗展開しているので、大都市に限らず、地方でも、フェアトレード商品は簡単に手に入ります。 生協組織を母体としている、この2社は、環境問題への取り組みも熱心で、有機栽培のフェアトレード製品(コーヒー、紅茶、チョコレートなど)の品揃えも充実しています。
マックスハベラー財団(スイス)のパオラ・ギラーニ事務局長は、「フェアトレードの理想を現実に変えるのは、消費者の信念とその行動です」と強調します。フェアトレード商品は、普通の商品と比べて、多少値が張ります。
例、オレンジジュース1リットルパックは、普通1.25スイスフラン(106円)ほどですが、フェアトレードのものは1.5スイスフラン(127円)と、20円以上割高になります。でも、この差が途上国の人々の暮らしや環境の改善につながっていきます。 消費者の強い支持と、スーパーや輸入業者の熱心な取組みに支えられ、スイスでは、マックスハベラーの認証を受けた商品の売上げは、毎年20~40%の割合で急成長しています。

NPO・地域支援農業サロンがロゴマークを推薦する農産物や加工品につけて支援するために-2、農業を目指す若者達、スイス。

 スイスの農業学校。そこで学ぶ若者達
Blog、【この国を変える流星、METEOR】より
http://meteors.blog85.fc2.com/blog-entry-68.html
スイスで急増する農家を目指す若者たち
2007 / 05 / 06 ( Sun )
『農業経営はスイスでも決して楽ではなく、生活の心配が絶えない農家も少なくない。だが最近、農業者を目指す若者が増え、農業学校の学生数は強力な伸びを見せている。その人気は2002年から高まる一方で、今やパンク寸前の学校も出ているほどだ。特に、義務教育終了後に農業以外の職業教育を受けたものの、転職を目指して再教育を受けるといった人の姿が目立つ。』(swissinfo.orgより) 
 スイスでは第二次世界大戦が終わるまで、人口の約25パーセントが農業に従事していた。だが今日では、わずか3、4パーセントにまで減少している。収入はこの10年の間に少なくとも実質10パーセントの減少を見せている。そんな状況下でこの伸びは希望と言えるだろう。 
 2002年からスイス全土で農業見習い生の数が増え続けているとのことで、どの農業学校も10%から20%の増加を見せている。理由はハッキリしていないが、スイス農業・酪業家協会 ( SBV/USP ) のヤコブ・レシュ氏によると「自然の中でさまざまな能力を必要とする幅広い活動に従事できることが、若者の間で農業が人気を得ている理由ではないか」とのことだ。また農業教育を魅力の多い一時的な解決策とみている学生も多いという指摘もある。卒業後、農業者からその供給者側や購買者側に転職するチャンスは非常に多いそうだ。現在でも関連職に転向してしまう卒業生は約15%に達しているらしい。
■優遇されているスイスの農業 
 スイスの農家は国からの所得補償を多く受けており、優遇されていると言える。2005年のデータだが、スイス農業局の調査によるとスイス国内の農家が年間に受け取る直接支払いの平均額は、平地部で約380万円、山間部では約550万円。スイス国民の1人当たり所得が約410万円であることを考えると、スイスの農業者がどれだけ多くの所得補償を国から受けているかが分かる。例えばスイス南部のレンク市で酪農を営むウェルナー・クーネンさん(標高1,500メートルの山岳部で、生乳出荷を主体とした酪農を営んでいる。夏場は17ヘクタールの牧草地に搾乳牛12頭を放牧し、年間5万キロリットル弱の生乳を絞る。)の場合、生乳出荷だけの収支はほぼプラスマイナスゼロであり国からの直接所得補償(助成金)が年間6万フラン(約530万円)であった。この制度に不満がないわけではなく、チューリッヒ市内で新聞社に勤める30代の男性は「自分たちはもう山の上で何が起こっているかも分からない。それなのに政府から500万円近くもらう農家に不満がないわけないじゃないが」と言う。スイスの農業については下記のリンクがとてもわかりやすかったため、参考にされたい。
スイス農業のいま
【1】直接所得補償--条件不利ほど手厚く・スイス農業のいま
【2】輸出の主役・チーズ・スイス農業のいま
【3】環境保全型農業・スイス農業のいま
【4】農業の新たな役割農政の推移等についてはこちら。スイスの農業概要(農林水産省) 
 日本の農家は以前NHKのワーキングプア特集で放映されていたように、農業だけでは赤字となり家族の稼ぎや兼業、借金をしながら等で何とか暮らしているというケースが多い。スイスの補償制度がそのまま当てはまると思わないが、グローバル化の流れで自給自足や自然との共存が軽視され、農家が補償を受けられず淘汰されるのはよくないものだと感じる。
(参考:NHKスペシャル「ワーキングプア 働いても働いても豊かになれない」)

NPO・地域支援農業サロンがロゴマークを推薦する農産物や加工品につけて支援するために-1、なくなりつつある日本の山村の風景

 亡くなられたM元農水大臣が、テレビで「基盤整備をしても、後継者がいないし経営効率も悪く・・・」と切り捨てた棚田の風景。
終了しましたが、最後のブロードキャスターでスイスの農業政策の特集がありました。
スイスでは農家に所得直接補償しているとのこと。
立地条件の悪い高地の農家には、日本円で500万円を超える所得(金額は農地の立地条件により異なる)を直接補償しているそうです。 
国の手厚い保護があるからこそ、農民は安心して高地であっても青々とした牧草地に牛や羊を放牧し、養鶏に、野菜作りに励むことができ、結果として世界中から観光客が押し寄せる美しい国土の保全が可能となり、若者が農業の後継者として育ち、食料自給率は6割を越すのだと理解することができます。 
例、輸入品であれば1個25円程で買える鶏卵が、スイス産で1個60円ほどしても、スイス人は国産の鶏卵を買うことで、自国の農業が成り立つように農家を支援していると報じていました。外国産を原料とした製品を買ったら、そのお金は海外に出て行きます。しかし国産品の原料なら、日本の農家を潤し、まわりまわって私達に還元されるのです。そのことはスイスの繁栄が実証しています。次の農水大臣・・・篠原さん(長野1区)には頑張ってほしいです。
しのはら孝Blog
 日本では、最近でこそ中国産を多少敬遠することがあっても、農産物や海産物で、美味しそうであれば安い輸入品を購入することが多いと言わざるを得ないのが現状である。何時までも、世界中から食品を好きなだけ調達できるとは限らない。 
価格が多少高くても、国産品を購入することで農民・漁民を支援し、食料自給率を高めておくことが、今後の資源ナショナリズムの高まり、少子高齢化の進展とそれに伴う日本の経済力の低下、円の下落(予想)などを考えると、肝要かと思われる。
 耕地面積の割合が日本と同じく少ないスイスは、食料自給率は6割を越すとのこと。
 国における農家の所得保障という政策もさることながら、一番に素晴らしいのは、国民の国産品に対する愛情です。
 我が国では、利益中心主義、安ければ良い、と言う功利主義がのさばり、そのしっぺ返しが、昨今の毒ギョーザ事件、事故米事件、そしてメラニン入り牛乳事件だと思われる。
JAのスーパー「Aコープ」の棚にも、大手の食品会社の加工食品やレトルト食品あふれている、私達は飽食の時代に加工食品や季節感のない既製品を、何の問題意識もなく大量に消費をしてきました。
 そのことは、食品偽装、食を大切にしない不規則な食生活、残ったものは捨てている食品の大量廃棄などです。食品業界は自らの利益追求のために、輸入農産物を原料とした大量生産で、加工食品をあふれさせて、日本の農業や食生活で、我々が生きるために必要なものを棄てさせてきたのです。
 NPO・地域支援農業サロンは、世界で取り組まれている、フェアトレード活動(公平貿易)をモデルとして、日本の農家で作られた作物や製品を適正な価格で継続的に取引することによって、生産者の持続的な生活向上を支える仕組み造りをしようと。
 NPO・地域支援農業サロンが推薦する農産物にロゴマークをつけることで、地域ブランドをつくる全国各地の活動のモデルケースになり、国産品に対する愛情を育てる活動を始めました。この流れが次の日本の農業の未来を開くきっかけになればと思います。


2008年10月3日金曜日

日本で最初の木造の特別養護老人ホーム【ウエルプラザ洋寿荘】

  特別養護老人ホーム【ウエルプラザ洋寿荘】
 芸西村手結は高知市の東方約30kmに位置しています。高知空港から20分。
温暖で恵まれた気候を活用して、男子プロゴルフの【カシオオープン】がおこなわれるゴルフ場や昨年女子プロのあったゴルフ場がある、高知の【湘南・・・?】といわれているところです。
 その最も見晴らしの良いところに、日本で最初の木造の特別養護老人ホーム【ウエルプラザ洋寿荘】が今年オープンしました。
 この施設の建設では、楠目会のトップ、楠目常務が【国産木材の需要拡大のためにと】行政の荒波と高い壁を乗り越えて、やっとのことで日本で始めての木造での特別養護老人ホームが完成したのです。
 私達NPOも視察をさせていただきましたが、その施設は全国から視察もひっきりなしで、年をとったらこんな施設でと皆が思うような素晴らしい施設とスタッフです。
 特に老人にとって唯一の楽しみ食事、【プリン状の介護食ふるる】は全国の特別養護老人施設から注目をされている介護食です。
 国産で地元の食材をという姿勢が貫かれた、給食の体制をとっています。
お米の不正では食材原料の安さを追求するために、各地の施設や学校の給食での利用が問題となっています。
 また、この施設の注目すべき点は、障害者を支援するための施設(物品販売のできるコーナー)を併設していることです。
 楠目常務からのお誘いもあり、NPO地域支援農業サロンも中山間地区の農村とつなぎ、高齢者や障害者の支援活動として、お手伝いをさせていただくようになりました。

食品業界は国産品を原料にしていないのか? (加工品の原料の原産地表示の必要性。)


老舗果物店【中央班】、浦の内【田条園】を訪問して、日本一の【ポンカン】圃場を視察。

 三笠フーズの波紋は広がるばかりです。しかしその中で日本の農業にとって考えさせられることが浮かび上がってきています。
 日本を代表する食品企業の原料の、中国への依存度の高さです。
ひとたび原料に問題があれば、その波紋は大きく日本の農業にも波紋が広がります。
 外国の農産物などを原料として日本で販売をする。
しかしそれによって日本の零細農家は立ち行かなくなって壊滅的な打撃を受ける。
 企業にとっては、利益追求をすることは使命ですが、社会の中で存続するため、社会的な使命は近年、企業とって最も重要なことになってきているはずです。
 外国での支援や、植林、企業ボランティアなどを、大きく宣伝している企業がありますが。日本の農家や農村の支援はなぜしないのか?
 餃子や、お米、ミルクや生姜のことを考えると、単なるイメージを上げる隠れ蓑や、利益のための企業戦略のように思われてきます。
 我々消費者は賢くなり、スイスのように国産品が高くても買うようにする、国産品の消費は回りまわって自分達の利益となります。大量生産品で安くて簡単というものには、それなりの問題があることを知るべきです。
食品企業には原材料の原産地表示を強く求めるべきです。今度の選挙で変わるように強く求めましょう。

 日本の農家や消費者が潤わないと、日本は元気にならない。
企業にとっても長い目で見たとき、だんだん買い細りと、問題が起きればそこで終りなってしまいます。
 ある企業の幹部が、「今、中●産を使ってると、企業そのものが疑われかねない・・・】とお話になっていました。
 今年は生姜は豊作ですが、国産生姜の奪い合いです。それだけ消費者は国産を求めているということです。

2008年10月1日水曜日

【むらまつねこ太郎】、NPOロゴマークが完成


 待ちに待った、【むらまつねこ太郎】NPO地域支援農業サロンのロゴマークが完成しました。
(村松さんに許可していただき、小学館で制作していただく。)

 出来上がりは、我々の予想以上のもので、夢と未来の希望に歓声が上がりました。
会員全員がこれから自分達の活動の旗印として、農業、環境、高齢者、障害者の支援活動をしていきます。
 昔から白い鹿、白い鳥、白い蛇などは神様の化身として、日本人は大事にして幸福や吉兆の守り神としてきました。
 
 白い猫【むらまつねこ太郎】が神様の化身として、このような時代にたくさんの人に幸福を呼び、みんなの希望となっていくでしよう。

美味しいゆずジュースとノースプレインの生キャラメル


百年以上前の金赤カットのバカラグラス、素敵なグラスでジュースを飲む楽しみ、こんな時代にそんな素敵な時間があればと思います。
ペットボトルから直接お茶や水、ジュースを飲むテレビコマーシャルがあります。そのコマーシャルを見るたびに、ため息をついていました。
 可愛い女の子がオシャレではない。
 今、新しいゆずジュース企画を進めていますが。
 美味しいジュースをオシャレなグラスに入れて楽しむような、素敵なジュースをと創ろうという思いです。
実生栽培のゆずの百年くらいたった古木は、世界に3000本くらいしかなく、そのうち8割近くは、高知の東部地区の山村にあります。 
農協はキコクやカラタチに接木したものに変えて、実生ゆずは切るように指導しています、その理由は。
1. 収量が安定しない。
2. 樹高が高く収穫に役がかかる。
3. 樹に棘が多く収穫が厄介。 
実生のゆずは、香りや味が接木のものより数段勝ります。
デパ地下で、有名な和菓子屋さんが、高知産の実生ゆずのジュースや皮を使って人気の和菓子を作っていますが、昔からユズ農家は【地蜜】と【実生ゆず】を使ってとても美味しいゆずジュースを自分の家で作っていました。
 しかし中山間の農村は高齢者がほとんどで、だんだん実生のゆずを守る人がいなくなって、収穫ができずに廃園になろうとしています。
 私達は本当に美味しいゆずジュースやゆず酢の味を、忘れてしまおうとしています。
 ノースプレインの大黒さんも、地元の蜂蜜とバーター、生クリームなど地元のもにこだわって、あの美味しい【生キャラメル】を造っています。それが他には真似のできない美味しさになっているのです。
 司馬先生の言う【伝統の中の宝】は、自然が脈々と育んできた素材を、生かすことでもあると思います。

永谷園が“しょうがの知恵”プロジェクトを開始、生姜部の歌も

永谷園が“しょうがの知恵”プロジェクトを開始、生姜部の歌もつくり、9月24日から本格的なテレビコマーシャルも展開をしている。
永谷園には国産生姜の消費拡大と、日本の農家を守ることをお願いしたいです。
【永谷園、しょうがの知恵の記事】
 永谷園は9月24日、「“しょうがの知恵”プロジェクト」を本格スタートすると発表。「永谷園生姜部Webサイト」を通じて生姜料理のレシピを紹介するほか、ブログでも生姜についての情報を提供していく。
永谷園生姜部


数々の不正から高知の生姜と食の安全を守るために

日本で一番の品質の生姜生産地、高知県土佐市戸波(へわ)の生姜圃場 
 高知県は、生姜の生産量日本一の県です。

今、三笠フーズのお米の不正問題や中国の牛乳で日本国中が疑心暗鬼になっていますが、生姜は前々からいろいろな不正が繰り返されて、今でも生姜の農薬の問題、外国産の不正など・・・、噂は絶えません。
 高知県では、約40軒の生姜問屋がありますが、一生懸命正直に生産している農家の国産生姜を支援している生姜問屋。しかしそんな頑張る農家や正直な生姜問屋ほど経営がたいへんなのです。
 今までに、不正表示や産地偽装、病気や農薬まみれの生姜を混ぜた違反があり、それによる生姜対しての消費者の不信や、価格の安い生姜に価格競争で市場を奪われているのです。
農家や問屋さんからは。
「正直者が馬鹿を見る、不正をしないと生き残れない・・・。」「スイスは国産の良いものを外国産の何倍でも消費者はかっている、日本の消費者は10円20円高いと買ってくれない・・・。」そんな叫びが今日の 話し合いで私達NPOにぶっつけられました。
 NPO地域支援農業サロンはそんな農家とそれを支える問屋さんを支援するる活動をすることにしました。
彼らとの話し合いで支援をするには、下記のことを守っていくことを条件にしました。
 私達が支援する生姜は種生姜(種にする生姜はもっとも良い生姜でないと、次のの生産が細ってくる)にできる、日本の種生姜の中心になる生産地の生姜を支援、推薦します。 生姜の中の生姜しか支援推薦しません。
1. 違法農薬の排除、保存料の基準を守ることをする。(もし消費者に健康被害があれば取り返しがつかない)
2. 中国産生姜や親生姜、病気生姜の混入違反の徹底排除。 現在の生姜販売も他の農産物も同じく価格低迷の厳しい状況です。また中国産などの外国産に低価格に押されています。そのために不正が過去に繰り返し起っていますしが、そのような違反をしない。
3.できるだけ化学農薬を使わないで栽培をする。品質が全国トップレベルではないものは支援、推薦しない。⇒それには朝早くから夜遅くまで畑で作業するシンドイ農作業がありますが、彼らは農業が好きで、当たり前のこととして了解してくれました。
 生姜は、国産品を食べましよう。NPO地域支援農業サロンは一生懸命生姜を生産している農家を支援します。

【むらまつねこ太郎】NPOのロゴマークとして許可される




NPO・地域支援農業サロンのロゴマーク
      【むらまつねこ・太郎】
 私達のNPO活等のロゴマークとして、村松先生と小学館の方が特別配慮をしてくださり、【むらまつねこ、名前:太郎】をロゴマークとして使用させていただけるようになりました。
メンバー一同、感激と感謝でいっぱいです。【むらまつねこ】、ビックコミックオリジナルのイメージを大切にして、 NPOのロゴマークとして、NPOが推薦する農産物や加工品、紹介文などにロゴマークとして、農業、環境、高齢者、障害者の未来のために慎重に使用させていただきます。
ロゴマークの文言⇒この商品は、農業・環境・高齢者・障害者の支援活動に、売上の一部を活用させていただきます。
NPOの名称⇒NPO・地域支援農業サロン
NPOの活動公開アドレス⇒http://nekonotaro138.blogspot.com/

龍馬や慎太郎と維新の志は同じ


坂本龍馬が新しい時代の骨格を示した、
  【新政府要領八策】
龍馬はこれと同じ内容の手紙を京都寺田屋で七通したため送った、現在、二通が現存している。
NPO・地域支援農業サロンの事務局があります、高知県安芸市は三菱の創設者、岩崎弥太郎の生家と同じ地区にあります。また男爵イモで有名な川田男爵の生家もあり、平成22年のNHKの大河ドラマ(龍馬伝)は岩崎弥太郎や龍馬が、幕末から明治で活躍した時代が舞台です。隣村には龍馬とともに暗殺された陸援隊長中岡慎太郎の生家もあります。
 三菱の基盤となったのは、坂本龍馬の海援隊と土佐藩の土佐商会です。
三菱のマークは土佐藩山内家の家紋です。

河川敷や自然の中に残したい風景


河川敷にあった木を残した散歩道
 私の実家は、高知の四万十川の支流の、四万十市にあります。昔は台風が来るたびに、増水した川があふれ、家の前の水田地帯は大きな湖のようになり、毎年毎年農家はたいへんでした。しかし河川敷には竹林と大きな木があり、増水した川からの水やゴミを防いでいました。 国土交通省の前進、建設省はそんな竹林や木を切り堤防を作り、水が増水することがなくなりましたが、あの懐かしい風景や淵や瀬はなくなってしまいました。 そんな時、私の実家の前の川の河川敷に残っていた、竹林や木を切り堤防の改修計画が持ち上がり、何とか残すためにたくさんの人が協力、散歩道として残りました。
 今残しておかないといけないものは、たくさんあるのではと思います。

京都 千花の永田さんとポール・ボキューズ


  京都、千花
 私達は、我々の祖先から代々受けついできました、日本の伝統食材や料理にもっと誇りを持つべきです。 今、世界で寿しを初め日本料理が受け入れられて、あたりまえになってきていますが、フランス料理のヌーヴェル・キュイジーヌに多大な影響を与えたのも日本料理です。
 千花の先代の大旦那、永田基男さんが亡くなられて、時々雑誌やテレビに出るようになりましたが、日本料理が、今のように世界中で認知される以前、大阪のホテルにシェフとして来ていた、ポール・ボキューズが1ヶ月通い、「貴方のアイデアを使わしてください」と頭を下げた、 ヌーヴェル・キュイジーヌに多大な影響を与えたのが千花の先代大旦那です。
 先代から直接お話を聞き、ポール・ボキューズが勲章をもらたとき、彼からのお礼の手紙とサインをした写真拝見しました。 この話はオチがあります、親友の新藤がF1 の打ち上げをリヨンのボキューズの店でおこなったとき、ボキューズが勲章をつけて、たくさんの弟子を連れてそっくり返って能書きを言ったので、彼が【ムッシュ永田を知ってるか】と質問をしたら、それから何も言わなかったとのことらしいです。
 それ以来彼はボキューズの店では、もっともいい席に案内されたとのことです。
【千花】                             
 白洲次郎・正子をはじめ数多くの文化人が来店した店として知られ、1970年代には、フランスの料理人ポール・ボキューズが訪れ、ヌーヴェル・キュイジーヌに多大な影響を与えたといわれている。食材、腕、器のすべてが一級品、今もこの店には東京のフランス料理店の人たちがわざわざ食べに来る。また、器は、青磁白磁はもちろん琳派古伊万里尾形乾山清水六兵衛などの美術品クラスのものを使う。

東京農大の学生と高知県入河内村の農家との交流会


農大生との交流会、写真【入河内大根】は文書としての記録は江戸時代から残っていますが、土佐の山村で代々受け継がれてきた大昔からの大根です、生で食べても、煮ても煮崩れしないとても美味しい大根。 もうほとんど絶えかけているのを、保存活動を始めたばかりです。
東京農大宮田先生の引率で、遠路神奈川からバスで農大から15名の皆さんが来高して、中山間の農家との交流会を昨年の2/26.27. 28とおこないました。
 大学の農学部の学生でも最近は、農家出身者は少なく、卒業しても公務員や農協、食品メーカーなどに勤めることが多く。中山間地区の農家の実情を知ることはほとんどありません。同級生の宮田先生からその話があり、ぜひ我々NPOとともに中山間地区での農業支援活動を共にしないかとの提案し、三泊四日の予定で彼らはバスに乗ってはるばるやってきました。
 彼らにとっても高齢者の多い中山間地区の実態を知ることは、専門に農学を勉強した者として、これから何が必要かとの実態を知ることができ、刺激になったようです。これから5年間宮田先生の協力の下に、入河内大根(写真の大根)プロジェクトを進めていきます。
今年も彼らは秋にユズの支援活動にやってきます。
【入河内大根】

今、中山間地区を支える人たち。


北海道興部、ノースプレンファームの牧草地この風景、この美しい牧草から生まれる美味しいミルクか゛、美味しい生キャラメルになるのです。(生キャラメルはノースプレインファームが北海道で創めて作り販売しました。)

 私達のNPOが、高齢者や障害者支援活動を、なぜ我々の活動の中に入れているか。中山間地区の農村が崩壊していく中、若者や体力のある人は都市に出て行き、残っているのはほとんど高齢者です。また障害者も例外ではないです。
 今、Iターン・Uターンなどの田舎暮らしの奨励制作を地方自治体、国を挙げて取っていますが、中山間地区の崩壊はますます進んでいます。
 日本は75歳以上の人口比率が、10.3%になり、原油、原料の高騰、病院の崩壊など、ますます中山間地区の農村にとってさびしい時代をむかえてきています。都市との農村の共生、それが崩れてしまったら・・・。
私達は失ってしまったものの大きさに気がつきはじめて、今までの流れを大きく変えようとする、大きな政治的な変化が起きようとしています。
 しかし今、早急に私達が手を打たないといけないのは、我々の食料をどうするか、農業や漁業の後継者をどうするか。
 我々の活動に賛同して、支援や参加していただける方を募集しています。
それぞれのできること、隣の人と手をつないで、ちょっとした活動に参加をしてみませんか。

農業を農民の手に取り戻そう 。


かつては、小・中学生が200人近くいた村の中心地、現在中学校は閉校して小学校は全校生徒4人、来年には閉校となります。
 中山間の農村の現状を見て、日本という国の危機を感じない人はいないと思います。 日本はかつての輝きを取り戻すことはもう無いのではと・・・。
すでに世界は地球規模での食料の配分がおかしくなってきていますし、かつての日本のように工業製品を世界に輸出するために、日本の農業を踏み台にして疲弊させて、世界から安い食糧を輸入する、そんなことができない状況になってきています。
 その輸入食料も政府が言うように本当に安心安全かというと、次々と起る食の偽装や不正事件、国内でも同様の事件。
 伝統的な食を守ることは、日本の伝統や環境を守ることである、そんなことを忘れてしまったような、テレビのグルメ番組にわれわれは疑問を感じています。食べるのに苦労した時代はそんなに遠い時代ではなかったはずです。
都市の繁栄はそれを支える豊かな農村があったからです。その繁栄もこのままでは続きません、そのために何をすべきか。それを忘れた国家があっという間に滅んでしまったこと、それは歴史が証明しています。
 漁業や農業に就業する若者がいない日本、中山間地区が荒れ果てた廃屋ばかりの日本、そんな日本に未来はあるのでしょうか。
 スイスの繁栄は、あの美しい中山間地区の風景を維持している農家に政府が所得保障をして、高くても国産品を買う、意識の高い国民が守っているのです。

ビックコミックオリジナルの猫にそっくり NPOの愛猫【太郎】



 







ビックコミックオリジナルの猫にそっくりの
NPOの愛猫【太郎】
 私達、NPOメンバーが大学のころから愛読しています。【ビックコミックオリジナル】は私達の生活の一部でした。そして今も毎号見るたびに、青春の数々の思いや、ホットさせられる思いがします。
 連載されている漫画は全国にたくさんのファンがあり、我々が忘れてはいけない、伝統や思いやりなどそんな内容が、毎号100万部近くの部数が読まれているのだと思います。
 私達もこんな時代に、忘れてはいけないものを残す活動と【ビックコミックオリジナル】の、連載されている漫画が教えてくれたことを、忘れないようにしていきます。

司馬遼太郎先生からの伝言 【伝統の中の宝の蔵】


老舗果物店【中央班】千疋屋総本店大島社長、京橋千疋屋谷副社長、高島屋果山の皆さんとの、山村の【伝統食】を食べる交流会、高知県入河内村の皆さんと。
 
私達のNPO活動は、昨年からです。
タレントが紹介するテレビのグルメ番組が本当の贅沢なのか・・・という疑問。
 日本人が営々と守ってきました、伝統野菜や果物、食生活が絶えていこうとしていることに疑問を持ち、今守らないと絶えてしまうと、仲間が集まり活動を始めました。
 今、農業や食料が危機的な状態でいろいろな問題が次々と起っています。
私達は真剣にそのことを考えて、次の世代に何を残すかを考える必要があると思います。

司馬先生が残してくれました、日本人への伝言です。
<伝統の中の宝石の蔵>作家 司馬遼太郎 1977年
 ここ十数年、政治と言う概念を超えたほどに巨大な国家運営が、大胆すぎる取捨てをおこなったために、農業を惨憺たる状況に変えた。  「工業製品を外国に買ってもらう。そのかわりに、外国の農業製品を買う」という国家運営の基本構造が正しかったかどうか、後世の評価に待たなければならないが、ともかく、この基本構造の中で、農業(農政、農業経営、さらには農業技術までふくめて)は、歪曲と変形、変質を強いられ、それが社会に対しあらゆる意味での即応を不可能にしたばかりか、生産の基本というべき二千年来のモラルまでかきまわしてしまった。  この凄惨な状況から農業を救いだす道はいくつかあるかもしれないが、まだ一部の賢者の意見にすぎない。もっと多数の農民・非農民が、伝統のなかの知恵という宝石の蔵である古農書を検討し、そこからすぐさま何を得るというよりも、まず検討を仕直すという姿勢をとるところから再出発する必要があるのではないか。

NPO・地域支援農業サロンから)のご挨拶、公開blogの開設。













【NPO・地域支援農業サロンからのご挨拶】 
NPO・地域支援農業サロンは、中山間地区の農業や環境保護、高齢者や障害者の支援を、活動目的としたNPOです。その公開ページ(blog)の開設をしました。 これから私達の活動報告や、私達の思いを事務局としてブログとしてまとめていきます。 これから皆さんの支援やご意見、ご指導をえて、中山間地区の農業や環境保護活動、高齢者や障害者の支援活動してまいります。 多くの方の参加や支援を歓迎します、今後よろしくお願いいたします。
     
NPO地域支援農業サロン
会長 中屋健次郎 
理事長 宇田尚朗