2008年10月29日水曜日

高知県安芸市の現状は夕張市と同じようなもの、危機はそこまで来ています。

   指標が黄・赤信号の43市町村(日経)
 NPO地域支援農業サロンの事務所のある、高知県安芸市はかつては日本三大美林の【梁瀬杉】の積出港として栄えました。しかし30年前に1億5千万円だった山は、今は500万円にしかなりません、こんな時代の流れに安芸市は取り残されてしまったのです。
 現在、全国のナスの13.0%、柚子の約5割を生産している、農業が主たる産業ですが、この不況の波は弱いところほど打撃が大きいのです。
昨年の今の時期には、ナスは四千円/1ケースでしたが今年は、千五百円/1ケースです。農家から【このままでは首をくくれということか】と悲鳴のような声しか聞こえてきません。
 先日の日経新聞の「地方自治体の危険度、指標が黄・赤信号の43の市町村」のなかに高知県の安芸市が入っています。
 その危機感を感じていない地元行政、地元の人達、政治家・・・。今安芸市には残された時間なくなってきているのです。
 安芸市には、農業の活性化して地域を甦らす方法が必要なのです。

フランスでは消費者団体が農業を支えるために、農地を買い、意欲ある新規就農する農業者に耕作を斡旋する、そんな全国組織があります。
今全国の農家は、農業資材や暖房燃料の高騰と農産物の価格が今までより、3割くらい安いので、限界が来ていますし、すでに高齢化による離農がはじまっています。
 食べ物を確保する、そのことに参加することはJAやスーパーなどにに任しているのではなく、消費者自身がそれぞれの立場で考えるようにならないと解決の糸口はありません。
 
 

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