2008年10月1日水曜日

農業を農民の手に取り戻そう 。


かつては、小・中学生が200人近くいた村の中心地、現在中学校は閉校して小学校は全校生徒4人、来年には閉校となります。
 中山間の農村の現状を見て、日本という国の危機を感じない人はいないと思います。 日本はかつての輝きを取り戻すことはもう無いのではと・・・。
すでに世界は地球規模での食料の配分がおかしくなってきていますし、かつての日本のように工業製品を世界に輸出するために、日本の農業を踏み台にして疲弊させて、世界から安い食糧を輸入する、そんなことができない状況になってきています。
 その輸入食料も政府が言うように本当に安心安全かというと、次々と起る食の偽装や不正事件、国内でも同様の事件。
 伝統的な食を守ることは、日本の伝統や環境を守ることである、そんなことを忘れてしまったような、テレビのグルメ番組にわれわれは疑問を感じています。食べるのに苦労した時代はそんなに遠い時代ではなかったはずです。
都市の繁栄はそれを支える豊かな農村があったからです。その繁栄もこのままでは続きません、そのために何をすべきか。それを忘れた国家があっという間に滅んでしまったこと、それは歴史が証明しています。
 漁業や農業に就業する若者がいない日本、中山間地区が荒れ果てた廃屋ばかりの日本、そんな日本に未来はあるのでしょうか。
 スイスの繁栄は、あの美しい中山間地区の風景を維持している農家に政府が所得保障をして、高くても国産品を買う、意識の高い国民が守っているのです。

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