2008年10月1日水曜日

美味しいゆずジュースとノースプレインの生キャラメル


百年以上前の金赤カットのバカラグラス、素敵なグラスでジュースを飲む楽しみ、こんな時代にそんな素敵な時間があればと思います。
ペットボトルから直接お茶や水、ジュースを飲むテレビコマーシャルがあります。そのコマーシャルを見るたびに、ため息をついていました。
 可愛い女の子がオシャレではない。
 今、新しいゆずジュース企画を進めていますが。
 美味しいジュースをオシャレなグラスに入れて楽しむような、素敵なジュースをと創ろうという思いです。
実生栽培のゆずの百年くらいたった古木は、世界に3000本くらいしかなく、そのうち8割近くは、高知の東部地区の山村にあります。 
農協はキコクやカラタチに接木したものに変えて、実生ゆずは切るように指導しています、その理由は。
1. 収量が安定しない。
2. 樹高が高く収穫に役がかかる。
3. 樹に棘が多く収穫が厄介。 
実生のゆずは、香りや味が接木のものより数段勝ります。
デパ地下で、有名な和菓子屋さんが、高知産の実生ゆずのジュースや皮を使って人気の和菓子を作っていますが、昔からユズ農家は【地蜜】と【実生ゆず】を使ってとても美味しいゆずジュースを自分の家で作っていました。
 しかし中山間の農村は高齢者がほとんどで、だんだん実生のゆずを守る人がいなくなって、収穫ができずに廃園になろうとしています。
 私達は本当に美味しいゆずジュースやゆず酢の味を、忘れてしまおうとしています。
 ノースプレインの大黒さんも、地元の蜂蜜とバーター、生クリームなど地元のもにこだわって、あの美味しい【生キャラメル】を造っています。それが他には真似のできない美味しさになっているのです。
 司馬先生の言う【伝統の中の宝】は、自然が脈々と育んできた素材を、生かすことでもあると思います。

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