2008年11月8日土曜日

糖尿病の原因は肥満、ショウガは肥満を低下さすアディポネクチンを活性化する。


 加工に使われる、外国産(タイ)のショウガ。国産ショウガを見直しましょう。

 日本の糖尿病の95%を占める、2型糖尿病の原因がやっと解明できました。
2型糖尿病は、患者数740万人、予備軍980万人、毎年1万4千人が肝不全で人工透析患者が増加、失明3千人、下肢切断3千人以上、日本でここ50年で31.5倍に増加したたいへんな疾病です。
 2型糖尿病の原因、それは日本人の食生活の変化から来る肥満が原因です。
日本人の新生活はここ50年で脂肪の摂取量が4倍になり肥満(BMI>25)も4倍の2千3百万人に増えました。
 また遺伝的素因として、日本人のインスリン分泌能は欧米人の1/2ということもあります。
【アディポネクチンの作用低下は2型糖尿病・メタボリックシンドローム・心血管病の主要な原因である(アディポネクチン仮説)Kadowaki T et al:JClin Lnvest116:1784-1792,2006】 
アディポネクチンは脂肪細胞から分泌される物質で、大阪大学分子制御内科学教室の松澤教授のグループによって発見された物質です。内臓脂肪と相関し、内臓脂肪が増えれば血液中のアディポネクチンは減少します。 心筋梗塞などの冠動脈疾患の患者でアディポネクチンが低い群ほど死亡率が高くなります。また糖尿病患者でもこの数値が低く、インスリン感受性が低いことも報告されていますし、動脈硬化も高率に発現するようです。
国や大学、各製薬会社、食品メーカーなどがたいへんな資金をつぎ込んで研究を進めています。
アディポネクチンとは?(クライマース株式会社より)
http://www.klimers.co.jp/contents/adn.html

 アディポネクチンは脂肪組織から分泌される蛋白(ホルモン)、標準的な体格の人の血液中に多く存在し肥満を来す生活習慣(高脂肪食・運動不足など)によって脂肪細胞が肥大化するとアディポネクチンの分泌が低下します。内臓脂肪が増加するとさらに減少することがわかっています。日本人において、5人に1人はアディポネクチンが分泌されにくい(少ない)と言われています。食事の欧米化+文明発達による運動不足により、低アディポネクチン血症となり、糖尿病・高脂血症・高血圧・心疾患の増加に直接関係しているものと考えられています。
アディポネクチンは脂肪細胞から分泌され、筋肉や肝臓では脂肪の燃焼を促し、血糖値を下げるインスリンの効きを助けます。肥満の場合は分泌量が減り、脂肪が燃えにくくなるためメタボリックシンドロームと関連があります。
【アディポネクチンは肥満や動脈硬化の鍵】
http://nuka.pokema-77.com/

アディポネクチンを活性化するため、薬やサプリメントではなく日常の食生活の食べ物での研究も進んでいます。
 【アディポネクチンを活性化する野菜
ショウガ、ブドウ、カシス、紫キャベツがアディポネクチンを活性化する野菜です。
アジア人が日常的にいろいろな料理に使っている、ショウガは素晴らしい食材なのです。

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