2008年12月15日月曜日

土佐の伝統野菜、入河内大根、お大師ナス、焼畑のカブ




 入河内大根、大きさはまだ小さい方でこれの2倍(4キロ~5キロ)になります。 (NPO地域支援農業サロン中屋会長は入河内大根保存会会長でもあります)
入河内大根(土佐の古文書の記録に乗っているのは五百年前)
高知県安芸市の山あいの入河内地区で栽培されていた伝統野菜「入河内大根」、サラダなどの生で食べて美味しく、煮も物にしたときに煮崩れしない、加工にも向くおいしい大根。葉っぱも柔らかくておいしいです。
五百年以上前から高知の山村で守られてきた大根、お正月に高知は鯨との雑煮を作りますが、
全国の伝統大根の中ではベストの味の大根。
お大師ナス(江戸時代からのお大師ナスや弘法さんのナスと言われていたらしい) (全国一のナスの産地、安芸市で試験栽培、11月の霜が降りるまで露地栽培、無農薬で栽培、通常のナス(日本で7割も生産されている品種、千両ナス)のように硬くならず、豊産制で焼きナスや天ぷら、煮付けやサラダで食べると美味しい。寒さと病気に強い。)
 弘法大師が伝えたという言い伝えがありますが、その由来、伝来はさだかではないが、江戸時代には高知で栽培されていたようです。
 品種の特性(J.S.T見解)として、宮崎県の伝統野菜【佐土原ナス】の系統で、高知でその土地にあったものとして、長い年月で選抜されたもと思います。
佐土原ナスは熊本長なす、松山長なす、長野のていざナス、家康のお国替えで新潟に伝わり、【新潟焼き茄子】となってその美味しさから全国に種が伝わり、【焼き茄子】という言葉の語源となった茄子。
焼畑で作られていましたカブです。
 焼畑のカブ、高知県の山村では、日本で最後まで焼畑農業がおこなわれていました。
カブは植えてから早く収穫できますし、収穫しても長く持ちます。そのために長いあいだ伝統野菜として、焼畑で作られていました。甘くて美味しいカブです。
 焼畑がなくなっても細々と山村で作られていましたがもうほとんど無くなりつつあります。
病害虫に強く、花のにおいが強く受精が強い。

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